洗濯に時間をたくさん費やしてしまうと、他にやりたかったことができなくなってしまうかもしれません。毎日の仕事や家事で疲れているなら、できるだけ家ではゆっくりしたいですよね。睡眠時間を削って体を壊してしまっては大変です。
そこで今回は、洗濯にかかる時間を少しでも節約する時短テクニックを見ていきたいと思います。
洗濯は「洗う」だけではない
洗濯は、「洗う」だけではなく、その他にも「仕分ける」「干す」「取り込む」「たたむ」「仕分ける」「しまう」の全6工程があります。思ったより多いと感じる方もおられるのではないでしょうか。また仕上げまでとするなら、「アイロン」も含まれます。
さらに、「洗う」ひとつをとっても、予洗いをする人もいますし、「干す」に関しては、「部屋干し」「外干し」さらに「乾燥機」など様々なタイプがありますよね。
私はたたむのが苦手なのよね。
たたむのが嫌いという方も多いようです。
ここからは、ひとつひとつ丁寧に見ていくので、時短できるところがないかをチェックしてみてください。我が家の例を挙げながら、お伝えしていきます。
ご自身の生活に照らし合わせ、できそうなことから始めていってくださいね。
動線を整える
動線を見直すことで時短の可能性が出てきます。まずは洗濯機の位置から見ていきましょう。洗濯機は設置場所が限られており、動かせない方がほとんどだと思います。
つまり、「洗う」の場所は変更できませんので、「洗濯機の位置」からスタートし、「干す」→「たたむ」→「アイロン」→「しまう」を線で繋いでみましょう。無駄な動きはないですか?
例えば、今は洗濯機から取り出して、すぐに干す場所があるならそれが最短ですし、干す場所が遠くても、その後の工程「干す」「取り込む」「たたむ」「仕分ける」「しまう」が近いなら良い、という具合です。
子どもの服はリビングが収納場所でもいいわね!
例えば、我が家は以下の点を変更しました。
以前は寝室でやっていたアイロンがけを、今はダイニングで行っています。テーブルの上にアイロン台をドンと置いているのはちょっと珍しいですよね。でも、スプレーに水を入れるのも近くて楽ですし、高さもちょうど合っています。
なぜ以前は寝室だったのかを振り返ってみると、実家で母がそうしていたからだと思います。今ではテーブルの上にipadを置いて、Youtubeを見ながらのんびりやっていますよ。
洗う
時間を検討する
毎日、洗濯をするのはいつですか?一般的には朝が多いでしょう。その理由としては、「お日様に当てたいから」ですよね。または、夜のうちに洗ってしまう、という方もいます。朝が忙し場合は、この方法もアリです。
一方、乾燥機や部屋干しを好む方は、特に朝洗いにこだわる必要もありません。いつ洗っても良いことになりますね。
ただ、なんとなく習慣で朝洗濯しているということでしたら、自分に合った方法を、改めて考え直してみましょう。最近では、夜洗濯にシフトしている方も増えていますよ。
冬は部屋干しです。寒い外に干すより、むしろエアコンの温風で早く乾きます。通常、夜に洗濯をして、家族がいるリビングに干しています。
部屋干しのポイントは、必ず酸性漂白剤を一緒に入れて洗うこと。臭くなりにくいのでおすすめですよ。
洗濯機のコースで時短する
洗濯機には「スピードコース」「お急ぎコース」といったコースがありませんか?他にも、洗濯時間を自分で選べるようになっているものも多いでしょう。
もし、この早いコースを使うなら、気をつけておきたいポイントがあります。
洗濯で汚れを落とすには、洗濯液(水と洗剤)の量がポイント、と言われています。洗濯機の判断した適量より、1段階上の水量がおすすめです。洗濯時間は長ければ長いほど落ちるわけではなく、むしろ、洗濯液の中で、絡まずにしっかり動くことができれば、汚れは落ちやすいです。
また、予約機能もおすすめ。帰宅後や起床後にすぐ干すことができるので、時短のために有効活用してくださいね。
「仕分け〜洗う」について、さらに詳しく時短方法を知りたい方は、以下の記事を参考になさってください。
干す
干す時のカゴは腰の位置に
洗濯の終わった服は、カゴに入れて移動する人が多いと思います。干す際にご自身のおよそ腰の高さになるよう、台に置きましょう。床やベランダに直接は置くのはNGです。
腰をかがめて洗濯物をその都度取り出すのは、意外と時間がかかるものです。台に乗せれば時短なりますし、体にも負担がかかりません。騙されたと思って、一度やってみてくださいね。
部屋干しのアイテム
最近は、部屋干しのアイテムがたくさんあるのをご存じですか?
部屋干しといえば、なんとなく鴨居にハンガーを引っ掛けている家が多かったように思いますが、かなり進化して干すための環境も整えられるようになりました。
例えば、室内干し用のハンガーラック。タオルをかけるところがあったり、部屋干ししやすいような工夫がされています。ネットでも購入でき、開封してすぐに使えるのでとっても手軽で、収納もコンパクトになるのもメリットです。
ただ、こちらは床置きなので、お部屋によっては不向きなことも。その場合には、壁に設置できるこちらがオススメです。
耐荷重量は10kgと頼もしく、設置の際に開ける穴も小さくて済みます。浮いているので空間を有効活用できますね。
「干す」「乾かす」について、次の記事で詳しく説明しています。
取り込む&たたむ
下着、パジャマはポイポイ入れ
洗濯物をたたむのがとにかく嫌い!という人も多いと聞きます。実は私もその一人です。
畳みたくないなら、家族分のカゴを準備しましょう…って聞いたことありませんか?畳まないで、各人に仕分けしながらカゴにポイポイと畳まずに入れていく方法です。でもこれ、Tシャツとかワイシャツとか、シワシワになっちゃうと思いませんか?
そこでオススメしたいのは、「シワが嫌なものはハンガー」「下着とパジャマだけカゴにポイポイ」です。カゴは家族に持っていってもらいましょう。
私はめんどくさがり屋なので、畳まずハンガーラックにかけっぱなしだったことがありました。家族はそこから自分の着たい服をすぐ取っていったんです、つまり同じ服ばかり選ん着ているようでした。すぐに着るなら畳無必要ないんじゃない?ということで、最近はハンガーラックにかけっぱなしです。
ハンガーラックを持っていない方は、取り込みの際に一つあると便利ですよ。
むしろ丁寧に畳む
これは、時短ワザではありません。が、畳むのがめんどくさいと感じている人におすすめの方法です。
意外なやり方なのですが、逆にめちゃくちゃ丁寧に畳んでみてください。いわゆるアパレルショップみたいに、です。こだわって畳んでみるんです。
そうすると、きれいに畳む→きれいに収納する→服がきれいに揃う→次もきれいに畳みたくなる…とプラスの連鎖が。しかも、イヤイヤじゃなくて、「きれいに畳みたくなる」というのが嬉しいですよね。個人差がありますが、これが向いている人もいるので試してみてくださいね。
洗濯物を減らす
子育て中は、たくさんの洗濯物が次々と出てきますよね。幼稚園児は、泥だらけの服や靴下を持って帰ってくるでしょう。また、中高生が部活動に入っているとなれば、幼稚園児と違って服も大きくなります。
そんな中でも、以下のような方法で洗濯物を減らす工夫ができるかもしれません。
- 全てタオルをサイズダウン
- 乾きやすいものに変更する
- マット類はできるだけ使わない
- 家族で話し合う
バスタオルは使わずフェイスタオルで、またフェイスタオルはハンドタオルで代用。これでかなり洗濯物がコンパクトになります。しかも、速乾タイプであれば、洗ってもすぐに乾くので、負担が減りますね。
また、キッチンマットやバスマット、玄関マットは撤去し、使わないようにするのもオススメです。
珪藻土マットも乾かすだけだから楽でいいわね。
他にも、次々と洗濯物を出す家族と話し合うのが有効な場合があります。我が家でも夫に話してみたら、「全然知らなかった」とのこと。それ以来、ちょっとだけ着たYシャツなんかは、もう一度着てから洗濯に出してくれるようになりました。困っているなら、一度自分の気持ちを伝えてみてくださいね。
まとめ
洗濯の時短方法について見てきました。当たり前にやっていた洗濯の方法を一つずつ確認すると、意外なムダに気がつくかもしれません。洗濯物を干す時には、台の上にカゴを乗せて干してみてください。時短になる上、体も楽です。「これ使えそう!」と思うものを試しながら、自分に1番フィットしたやり方を見つけていってくださいね。