皆さんは、
「ミニマリストを目指し物を減らしたいけど、どの鍋を減らしたらいいかわからない。」
「せめて家族のために、作り置き料理を上手に作りたいけど、何から始めたらいいのだろう?」
という疑問をお持ちではありませんか?
2018年5月21日放映の「NHKプロフェッシャナル仕事の流儀」では「タスカジ」で人気の タサン志麻さんの一流の仕事ぶりが紹介されました。
訪ねた家庭に残された食材と調理器具だけで、3時間でおよそ1週間分、15品を超える“つくりおき”を即興で作りあげる。
しかもレストラン顔負けの本格フレンチから、和食、中華、デザートまで、バリエーションは600以上…と言いますから驚きますよね。
さらに家の中の状況や会話からヒントを得て、客が今求める料理、好みの味付けを生み出すという技は、プロ中のプロと呼べるでしょう。
依頼が殺到するのも不思議ではありません。
志麻さんの調理道具との付き合い方は、ミニマムに暮らそうとする私たちの物選びのヒントになると思うのです。
そこで、この記事では、志麻さんが使う調理道具の数と、お勧めのアイテムを時短家事とミニマリストを研究している私の観点からご紹介します。
3分くらいで読めますし、あなたの料理の腕と調理するストレスが劇的に改善される可能性が高いので、まずは読んでみてくださいね。
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志麻さんお勧め キッチンに必要な鍋の数
みなさんのうちにはお鍋は何個ありますか?
ミニマリストを目指すと思った時、多くの方が調理器具を何を残そうかと迷うと思います。
私は、志麻さんのお鍋の選び方の基準を聞いた時、あまりのシンプルさと共に嬉しくなりました。
限られた条件で、毎回異なる台所で行っているプロの調理人の言うことが、ミニマリストのキッチンでの道具選びに最も参考になるのでは!?と思ったんです。
志麻さんは、
キッチンに多くの鍋は必要ありません。
鍋は小さい鍋と大きくて深い鍋の2つがあればOKです。
コンロの火口は多くても3つなので、鍋は2つあれば十分なのです。
と言っています。
確かに、コンロの火口で考えると3つ以上は同時に使えませんよね。
3個目の小さい火口も同時に鍋を並べると、かち合うこともあるくらいです。
安定が悪くなったり、煮汁が隣の鍋にかかって、こびりつく汚れになってしまいますよね。
だから、使う鍋は2つでよい!
3つ以上、並べると洗い物として先送りにされる鍋も出てきて、後からの仕事が増えるんです。
作った料理はすぐ別の容器に移し、鍋はその場で洗う。
シンクに洗い物がたまってうんざり、
というスキを与えません。
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フライパンの数はいくつ?
志麻さんの答えはまたもやはっきりしています。
フライパンを複数買う場合は、大きいものと小さいもの、2つでOKです。
小さいフライパンがあると、ちょっと炒めたり茹でたりするのに便利です。
少量の焼きものや炒めもののときは、大きいフライパンだとこげやすいのです。
何?
少量の焼き物の時が焦げやすい??
そんなの考えたこともありませんでしたよ。
この変がコツなんですよね。
志麻さんは無意識レベルで使い分けているんでいるんでしょうね。
ミニマリストが愛用するフライパンとして、一般的に深型の物が推奨されていますが、(ご飯も炊けますからね)
大、小のフライパン2個で、十分美味しい料理ができるのだと知っておくと、気が楽になります。
志麻さんは、肉じゃがもフライパンで作るそうです。
鍋と同じ感覚で使います。
時間も節約でき、おいしくできるとのことです。
今日からフライパンを大切にすると、料理が楽しくなります。
「フライパン=焼く料理」という先入観にとらわれずにいきましょう。
しびれますね。このセリフ。
私は、実は5層構造の重たいフライパン(径26cm)を人にあげてしまって、これまでに、何回か後悔することがあったんです。
でも、これで吹っ切れました。
今、あるフライパンを大切に使っていく方が幸せだと思います!
志麻さんお勧め!あると便利な調理器具は?
志麻さんは、スライサーは自前で必ず持っていくそうです。
キャロット・ラペなどがすばやく美味しくできるんです。
「包丁、1本~、さらしにまいて~♪」という歌もありましたよね。
なので私は、志麻さんの仕事あ持参品は、包丁、1本だけかな、とも思っていましたが、そうではないのですね。
私たちも、包丁できれいな千切りを作るのは、結構、気合がいりますが、
スライサーでスイスイなら、簡単ですよね。
また、ピーラーもあった方がいいそうです。
理由は野菜のうまみが残っているのは、皮と身の間に眠っているからだそう。
なるべく厚くむかないためです。
ピーラーなら誰がむいても一律の厚さでむけますよね。
ごぼうのささがきなどもこれで簡単にできるようになります。
【ポイント】
厳選された便利な道具はどんどん使う。
なくてもよい調理器具
志麻さんは曰く、
一方、なくていいのに必ずある代表が、計量スプーンです。
計量スプーンは、可能な限り、使わないようにしたほうがいい。
これ、私も、実はそうなんじゃないかなって、思っていたんです。
(後だしジャンケンのような意見になってしまいますが。)
この計量スプーンがあるから、
- 料理を再現できない。
- いつまでもレシピサイトや料理本に頼ってしまう。
- 料理に対しての面倒くささがぬぐいきれない。
という状態になります。
志麻さんに指摘されたこのことは、私にはドンピシャでした。
測って入れるひと手間がストレスでした。
志麻さん曰く。
- 計量スプーンに頼っていると、大さじ1、小さじ1など、調味料の分量が体感覚としてつかめません。
- 計量スプーンを使わずに何回もやっていると、体感覚で覚えてきます。
- 計量スプーンに頼ると、かえって面倒くさくなり、料理も嫌になる。
『プロフェッショナル仕事の流儀』の番組の中でも、志麻さんは調味料を、お鍋にドボドボと瓶から入れていました。
私は、それを見て、
「かっこいい!!」
と思ったものですが、やはり自分が惹かれるシーンって理由があるんですね。
計量スプーンを使うことをやめると時短で、料理が楽しくなるよ、という、内なる自分からのメッセージだったのかなあ、と思います。
【ポイント】
料理番組の大さじ、小さじという表示は、万人に向けて共通な味を示すため。
単なる目安と心得よう。
志麻さんの仕事から考える ミニマリストの鍋の数
ミニマリストの方々のブログを見ると、ティファールとかクリステルとか、入れ子タイプの物を愛用されている方も多いですね。
それプラス、
「テーブルにどんと出して鍋ものに使える物も必要」
「ミルクポットが便利」
などなど家庭の状況によって 決めている方が多いですね。
でも、これから鍋をそろえることを考えているのなら、鍋はとりあえず、2つに絞ってみるとよいかもしれません。
もしかしたら、
「高価なあのお鍋のセットを欲しい!」
というあなたの熱も冷めるかもしれませんよね。
鍋を2つにすると、鍋の中に、おかずが入れっぱなしになっているという状態が続くことは限りなくゼロになります。
その結果、キッチンがサクサクと片付いていきます。
片付けから始める調理にはならないので、次の作業にすぐ移れるようになりますね。
これが料理するマインドをモリモリ上げてくれます。
まとめ
3時間で15品作る志麻さんに学ぶ調理器具…。
- 鍋の数は2つで十分。
- フライパンは大、小2つあれば、焼く、揚げる、煮る がこなせる。
- 調理道具であるといいのがスライサー、ピーラー。
- 必要ないのが計量スプーン。
でした。
達人の仕事術を身につけるのに、形から入るというのが早いです。
是非、みなさんの時短家事にお役立てくださいね。
参照元:https://diamond.jp/articles/-/143329
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